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多汗症とは
体温調節のために汗をかくのは〈温熱性発汗〉といって人間の生理現象のひとつです。気温が高い時や運動した時に体を冷やすために起こる現象で、主に頭部や背部に現れます。
これに対し、気温や運動とはあまり関係なく、精神的な緊張に伴って起こるのが〈精神性発汗〉です。これは手のひらや足の裏、ワキの下に多く見られます。これが過剰になった状態を「多汗症」といいます。「多汗症」には全身性多汗症と局所性多汗症があります。
こんな方にオススメ
・洋服に汗ジミができる
・洋服の黄ばみが気になる
・ワキのニオイが気になる
・制汗剤や脇汗パッドが欠かせない
・書類が手汗でヨレヨレになる
・手汗でスマホがすべる、物を落とす
・手汗が気になって手がつなげない
多汗症の種類
ワキの多汗症
体温上昇や交感神経の刺激でワキから多量に発汗し、緊張や不安などで汗が流れ落ちるほど発汗します。ワキの汗はニオイの元を多く含むため、体臭が強くなるなどの深刻な悩みとなります。ワキの下に大量に汗をかくことで、服が黄ばむ、着る洋服の色や素材を制限されてしまうなど、日常生活に不便なことが多くなります。
手のひらの多汗症(手掌多汗症)
緊張やストレスなどにより手の汗腺が刺激され、滴り落ちるほど発汗します。大勢の人の前で自己紹介をしたり、初対面の人と話をする時、好きな人と手をつなぐなど、緊張すると手のひらにたくさん汗をかいてしまい、汗が気になって握手をしたり手をつなぐことができない、手の汗で書類が湿ってぐしゃぐしゃになってしまう、手を動かすと汗が飛び散るなど、日常生活に様々な支障が生じます。
多汗症の治療法
多汗症の原因となるエクリン腺は、人間のほぼ全身の体表面に分布している汗腺で、ニオイのないさらさらした汗を分泌します。多汗症はエクリン腺からの汗が多い状態です。
多汗症注射は、ワキや手のひらに注射することで、汗やニオイの元となる神経の働きを弱めてエクリン腺からの発汗を抑え、多汗症やワキガを治療する方法です。メスを使わずに注射だけで治療ができるため、治療時間はわずか15分程度で、痛みや腫れもなく、煩わしいアフターケアや日常生活への支障がまったくありません。多汗症注射の効果は約半年間持続します。繰り返し注射を行うことでアポクリン汗腺とエクリン汗腺が徐々に萎縮し、持続期間が長くなり、効果が倍増していきます。
■ エクリン汗腺
エクリン汗腺から出る汗は、ニオイのないさらさらした汗です。 気温の上昇や運動した時などに体温調節を行うために出る〈温熱性発汗〉、緊張した時に出る〈精神性発汗〉、辛いものを食べた時に出る〈味覚性発汗〉が、エクリン汗腺からの発汗です。
エクリン汗腺から出る汗の成分は、99%が水、1%が塩分やミネラル、尿素です。
■ アポクリン汗腺
アポクリン汗腺から出る汗は、粘り気のあるベタベタした汗です。汗自体にニオイはありませんが、脂肪や鉄分、蛍光物質、アンモニアなどを含み、細菌に分解されて特有の臭いとなります。
保護者の方へ
お子様の多汗症を見過ごさず、適切な治療をお受けください。
多汗症は大人だけでなく、幼少期に発症するケースも少なくありません。多汗症や本人にとっては深刻な悩みですが、「汗っかきな子供」ということで片付けられてしまい、治療を受けられずに悩みを抱えたまま成長していくもともままあるようです。こうした悩みが、お子様自身の性格や学校での成績の低下、対人関係に影響したり、いじめの原因になったりする可能性も否定できません。多汗症は、ワキガやムダ毛などと同じく、非常に強いコンプレックスとなります。お子様の症状を見過ごさず、適切な治療を受けられることをお勧め致します。
薬剤について
厚生労働省承認 米国アラガン社製
『BOTOX VISTA』
「BOTOX VISTA」は日本で唯一厚生労働省が承認したボツリヌス治療製剤です。日本の基準での安全性が評価され、厳しく品質管理されています。「BOTOX VISTA」による治療を行うことができるのは、所定の講習を受け認定された医師のみです。
多汗症注射の薬剤はどれも同じではありません。
あなたの体に注射するものだから、品質の確認を。
多汗症注射の薬剤はどれでも同じではありません。製剤の生成方法や保管・輸送における品質管理状況により、安全性や効果に大きな違いがあるのです。近年、中国製・韓国製の安い製品が出回っており、不純物が多く含まれていたり、効果が弱いなどの問題点が指摘されているもの、安全性が十分に確認されていないもあります。
徹底した管理による高い品質
ビスタは、米国アラガン社自社製造工場より徹底した管理の下で輸入され、日本における他の医薬品と同様、厚生労働省の品質基準に則り、輸送保管され各医療機関へ届けられています。非常に繊細な製剤の活性保持には保管温度などの徹底した管理が必要不可欠で、その流通について厳しい規制下に置かれています。
厚生労働省承認〈ビスタ〉
アメリカ、イギリス、ドイツ、フランスをはじめ世界80カ国以上で表情ジワをはじめとするシワ治療への適応が承認され、広く美容医療・エイジマネジメントに使用されています。日本でも厚生労働省承認の、国が安全性を認めている薬剤です。
有効性・安全性・取扱いを熟知した医師のみ使用
アラガンジャパン社のビスタは、その使用にあたっては、講習セミナーを受講し、有効性・安全性ならびに薬剤の取り扱いについて十分理解している医師にのみ使用が許されています。
多汗症治療の副作用・リスクなど
施術説明 | 多汗症注射は、ワキや手のひらに注射することで、汗やニオイの元となる神経の働きを弱めて、神経から汗の腺への情報伝達を遮断することでエクリン腺からの発汗を抑え、多汗症やワキガを治療する方法です。 遮断された伝達は数ヵ月で回復しますので、発汗抑制効果を維持するためには反復投与が必要です。効果の持続期間には個人差があり、国内外のデータでは通常4~9ヵ月とされています。 |
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副作用・リスク | 発赤、内出血を生じることがありますが、時間の経過とともに気にならなくなります。 治療後すぐに針を刺した箇所以外はメイクが可能です。翌日からは、針を刺した箇所もメイクが可能で、万が一内出血となった場合でも、ファンデーションやコンシーラーでカバーできます。 |
施術費用 | 88,000円〜110,000円 |